今回は夜の部の公演に絵金蔵でもお馴染み、通し狂言 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)が上演されます。
〈御殿〉
政岡は鶴千代と千松のために自ら御膳の用意をします。そこへ現れたのは管領山名宗全の妻栄御前。栄御前は鶴千代への見舞いと称し、毒入りの菓子を鶴千代に勧めますが、そのとき、千松が飛び出して菓子を口にします。そこで八汐は、悪事が露見しないよう千松を懐刀で殺しますが、涙ひとつみせない政岡の様子から、若君と千松を取り替えたと勘違いした栄御前は、政岡に足利家横領を企む一味の連判状を渡します。その後、ひとりその場に残り、千松の死を嘆き悲しむ政岡に八汐が刃を向けますが、逆に政岡は我が子の仇を討ち取ります。しかしそこへ一匹の鼠が現れ、連判状を奪い去ってしまうのでした。
絵金は中心に向かう渦巻きのような構図で毒味の場を劇的に表現しています。衝立には狩野派の鷹図、鶴喜代お気に入りの雀は絵金の画号にも通じます。遠景には仁木弾正の忍術も描かれ大作に相応しい絵画となっています。
絵金蔵収蔵品でもある、芝居絵屏風「伽羅先代萩 御殿」
ぜひ、この機会にいかがでしょうか?
★平成27年9月2日(水)~26日(土)
昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時30分~
★昼の部
一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)
新清水浮無瀬の場
二、新歌舞伎十八番の内 紅葉狩(もみじがり)
三、競伊勢物語(だてくらべいせものがたり)
序幕 奈良街道茶店の場
同 玉水渕の場
大詰 春日野小由住居の場
同 奥座敷の場
★夜の部
通し狂言 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
花水橋
竹の間
御殿
床下
対決
刃傷
詳細は歌舞伎美人HPをご確認ください。
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